ヨモギは野山や道ばたの日当たりのいい場所にごく普通に自生するキク科の多年草です。
若芽は白いうぶ毛におおわれ、春が訪れるといち早く枯れ草の中にあざやかな緑を萌えさせる草で知られています。

よもぎは「キク科ヨモギ属」に分類され、世界で480種以上うち日本国内の在来種は40種以上が確認されています。ヨモギの語源は、お灸に使うもぐさがよく燃えることから”よく燃える草”善燃草とか、発育が旺盛でよく増えることから”よく萌えでる草”善萌草という説などの諸説ありますが本当のところは明らかではないそうです。

よもぎの漢方名は、艾葉(がいよう)と呼ばれています。中国の文献によると、艾とは「疾(やまい)を艾する(病める)」の意味とされています。
日本では、古くから食用や薬草など、最近脚光を浴びているハーブのひとつとして知られ、「万葉集」や「枕草子」などにも詠まれており、「平家物語」には安徳天皇が生まれた時「桑の弓、蓬の矢にて、天地四方を射て」と輝く未来を願ったことが書かれています。

身近なところでは「餅草」の名で親しまれています。春先になるとヨモギの新芽を摘みお餅に撞きこんで、清々とした香りを楽しむ草餅は、まさに春の味わいがあります。
草餅やお団子にしてヨモギを食べる風習は、優れた薬効にあやかり健康を願う昔の人たちの智恵でもあったようです。

またヨモギは色や香りがよいだけではなく、薬効成分が豊富な生薬としても知られています。
子供の頃、よもぎの草をもんで切り傷などにつけたことのある方は多いと思います。
また、三月のひな祭りの節句の菱餅の緑の部分として(女性の病気に強い)、五月の節句にはよもぎの香気が病気を防ぐなどの力があると考えられて、菖蒲湯のショウブと共にお風呂に入れて使われていました。

古来から日本人が愛好してきた「薬草のダイヤモンド」といわれる“よもぎ”。
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