” 薬草のダイヤモンド ” といわれる薬草「よもぎ」。色や香りがよいだけではなく、薬効成分が豊富な生薬としても知られています。今回はよもぎの様々な療法をご紹介します。ご自分に合った療法で「よもぎ」を日々の生活に取り入れてみませんか?

1. 飲用療法 
陰干しにしたよもぎを煎じて飲むか生の葉をよくすりつぶしてその汁を盃一杯飲むだけ。
体内の有毒物質を分解して排出するほかに、血液を浄化し、酸性に偏りがちな体質を弱アルカリ性に改善してくれます。

2. 薬湯療法 
よく水洗いしたよもぎの葉を陰干しし、乾いてから細かく刻んで布袋に包み、お風呂にいれます。
水の時から入れて沸かすと有効成分がよくしみでるでしょう。生の葉を入れる時は、倍の分量を使って下さい。薬効成分が皮膚を通じて全身に広がり、老廃物の排出を促進して疲労回復に役立ちます。

3. 食用療法 
草もち、おひたし、てんぷらにしていただきます。
ミネラルや各種酵素、ビタミン類や食物繊維の補給に効果的で「よもぎを一年中煎じて飲めば病気をしない」というもあるくらいです。

4. エキス療法 
エキスを煮出して湿布します。神経痛、腰痛、肩こり、関節炎、虫さされ、切り傷、打撲、皮膚炎、肝臓障害、などに効くといわれています。うがい薬として使えば、扁桃腺炎や咽頭炎の予防になります。

5. 温灸療法
和紙や枇杷の葉を重ねた上から、乾燥よもぎの葉でお灸をします。
細胞を活性化し、頑固な慢性病の改善などに役立ちます。

6. 力線療法
乾燥させた葉を枇杷の葉などとミックスし、枕、マット、座布団に入れて利用します。
自律神経失調症、不眠症、頭痛、更年期障害、冷え性対策、また痔にも効くといわれています。

7. 燻蒸療法(煙を吸ったり当てたりする療法)

8. 芳香療法(アロマテラピー効果)
よもぎの香で心を楽にし、皮膚からの活性化、殺菌します。
目の疲れや抗偏頭痛用としても効能があります。